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1871年(明治4年)旧一円金貨 High Dot Y-9

PCGS MS64 鑑定品 詳細解説

■ 概要

本コインは、1871年(明治4年)に鋳造された旧一円金貨(Old Type 1 Yen Gold Coin) であり、日本近代貨幣制度の出発点を象徴する極めて重要な金貨です。

PCGS鑑定で**MS64(Mint State 64)**という高評価を獲得しており、保存状態・光沢・打刻の鮮明さにおいて優れたコンディションを維持しています。

分類上は以下に該当します:

•発行国:日本(Japan)

•年号:1871年(明治4年)

•額面:1円(1 Yen)

•分類番号:JNDA 01-5

•Yナンバー:Y-9

•変種:High Dot(ハイドット)

•鑑定機関:PCGS

•グレード:MS64

■ 歴史的背景 ― 明治維新と新貨条例

1871年(明治4年)は、日本の近代国家形成において非常に重要な年です。この年、日本政府は**新貨条例(しんかじょうれい)**を公布し、従来の両・分・朱による江戸時代の貨幣制度を廃止し、西洋式の「円・銭・厘」制度へと移行しました。

これにより、日本は本格的な**金本位制(Gold Standard)**に基づく近代的通貨体系を導入しました。旧一円金貨はその制度下で発行された最初期の金貨の一つであり、日本が国際経済に参加するための重要な象徴でした。

この時代の貨幣は、単なる決済手段ではなく、国家の近代化・文明開化の象徴でもありました。

■ 表面(Obverse)のデザイン

表面中央には大きく「一圓」の文字が刻まれています。

上部には「明治」の年号、左右には「四年」が配置され、明治4年発行であることを示しています。

特徴的なのは、漢字の書体が力強く、明確な彫刻線を持つ点です。これは日本伝統書道の影響を受けつつ、西洋式コイン製造技術と融合したデザイン様式を示しています。

また、本個体はHigh Dot(高点)変種と呼ばれるタイプで、文字配置やドット位置に違いが見られます。この微細な差異は専門収集家にとって重要な識別要素です。

■ 裏面(Reverse)のデザイン

裏面には、明治政府の象徴である**菊花紋章(十六弁八重表菊)**が上部に配置されています。

中央には放射状の太陽意匠、その周囲を桐と橘の枝が取り囲み、下部でリボン状に結ばれています。

この意匠は国家権威と皇室の象徴を意味し、明治国家の威信を表現しています。

さらに、左右には旗が描かれ、西洋式国家紋章風の構成を取り入れています。これは明治政府が欧米列強に並ぶ近代国家であることを示そうとした意図の現れといえます。

■ 技術仕様

•材質:金(Gold)

•品位:約90%(900/1000)

•重量:約1.66g

•直径:約13.5mm

•造幣局:大阪造幣寮(後の造幣局)

当時の日本は英国の造幣技術を導入しており、機械打ちによる近代的なコイン製造を開始しました。本コインはその初期成果の一つです。

■ High Dot 変種について

「High Dot(ハイドット)」とは、特定位置にある小さな点の位置が通常より高いタイプを指します。

旧一円金貨には複数の細分類が存在し、

•High Dot

•Low Dot

•その他微細差異

などがあります。

このような変種は、製造工程の違いやダイの交換タイミングに起因するもので、発行枚数が限られる場合が多く、希少性が高まります。

Y-9分類に属するHigh Dotタイプは、収集市場でも評価が高いカテゴリーです。

■ PCGS MS64の意味

MS64は、Mint State(未使用)グレードの中でも上位に位置します。

評価基準としては:

•オリジナル光沢が十分残存

•大きな摩耗なし

•微細な接触痕はあるが目立たない

•打刻が良好

MS65以上はジェムクラスと呼ばれ、価格が急上昇しますが、MS64も市場では非常に魅力的な状態とされます。

■ 市場価値と投資性

明治初期金貨は、日本近代金貨の中でも特に人気が高く、海外市場でも需要があります。

評価ポイント:

•初年度発行(1871年)

•旧タイプ

•High Dot変種

•PCGS MS64高鑑定

これらの条件が重なることで、安定した需要を持ちます。

近年、日本近代金貨はアジア圏コレクターの関心増加により価格上昇傾向が見られます。

■ 国際市場での位置付け

海外では「Meiji Gold 1 Yen 1871」として認知され、

•世界近代金貨コレクション

•アジア金貨特集

•明治維新テーマ収集

などのカテゴリーで扱われます。

特に欧米コレクターは「近代化の象徴」として評価しています。

■ 収集家にとっての魅力

1.明治維新直後の歴史的価値

2.初期近代金貨

3.小型金貨の可愛らしいサイズ感

4.変種収集の楽しみ

5.高鑑定MS64

■ 保存状態の重要性

金貨は柔らかいため、微細な接触傷が付きやすいです。

MS64評価は非常に優秀で、オリジナル状態が保たれている証です。

■ 長期保有の観点

明治金貨は供給が増えることはなく、時間と共に市場在庫は減少します。

長期的には:

•希少性向上

•国際評価上昇

•歴史的再評価

が期待されます。

■ 総合評価

本コインは、

•1871年(明治4年)

•旧一円金貨

•High Dot Y-9

•PCGS MS64

という条件を満たす、非常に魅力的な近代日本金貨です。

歴史的意義、変種価値、保存状態、市場評価の全てにおいてバランスの取れた一枚といえます。

1871年(明治4年)旧一円金貨 High Dot Y-9 PCGS MS64 鑑定品

¥115,000価格
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