イラク共和国 中央銀行 1991年(AH1411)50ディナール紙幣
Legacy Currency Grading 64 PPQ 非常に優れた未使用紙幣
この紙幣は、1991年(イスラム暦1411年)にイラク中央銀行(Central Bank of Iraq)によって発行された50ディナール紙幣であり、湾岸戦争時代の緊急発行紙幣として知られる歴史的な紙幣です。本紙幣はLegacy Currency Gradingによって「Very Choice New 64 PPQ(Premium Paper Quality)」の評価を受けており、紙質が非常に良好で未使用状態に近い保存状態を維持しています。
1991年の湾岸戦争はイラクの経済と通貨制度に大きな影響を与えました。この時期には急速なインフレーションや通貨不足が発生し、政府は緊急的に新しい紙幣を発行する必要がありました。そのため、このシリーズは「Gulf War Emergency Issue(湾岸戦争緊急発行紙幣)」として知られています。
この紙幣は、政治的・歴史的背景を強く反映したデザインを持ち、当時のイラクの国家象徴や文化的モチーフが多く描かれています。特に表面にはイラクの指導者であったサッダーム・フセイン(Saddam Hussein)の肖像が描かれており、当時の政治体制を象徴する重要なデザイン要素となっています。
また、裏面にはイラクの歴史的建造物であるサマッラの大モスク(Great Mosque of Samarra)のミナレットが描かれており、イスラム文化と古代メソポタミア文明の歴史を象徴しています。
基本情報
発行国:イラク共和国(Republic of Iraq)
発行機関:イラク中央銀行(Central Bank of Iraq)
発行年:1991年 / AH1411
額面:50ディナール
シリーズ:湾岸戦争緊急発行(Gulf War Emergency Issue)
紙幣番号:P#75
材質:紙
サイズ:約174 × 80 mm
印刷技術:リソグラフィー
透かし:なし
鑑定情報
鑑定機関:Legacy Currency Grading
グレード:64 PPQ(Very Choice New)
証明番号:80963547
PPQ(Premium Paper Quality)は紙幣の紙質がオリジナルの状態を保っていることを示し、洗浄や修復が行われていないことを意味します。
紙幣の表面デザイン
紙幣の表面には、当時のイラク大統領サッダーム・フセインの肖像が描かれています。彼は1979年から2003年までイラクの指導者として政権を握っており、この時代の紙幣には彼の肖像が広く使用されました。
肖像は紙幣の右側に配置され、背景には幾何学模様やイスラム建築を思わせる装飾が描かれています。中央部分には装飾的なメダリオンがあり、その中にアラビア文字が刻まれています。
左側にはヤシの木(パームツリー)が描かれています。ヤシの木はイラクの象徴的な植物であり、古代メソポタミア文明の時代から重要な存在でした。特にチグリス川やユーフラテス川流域では、ナツメヤシの栽培が重要な農業活動の一つでした。
紙幣には以下のアラビア語の表記が含まれています。
البنك المركزي العراقي
中央銀行(Central Bank of Iraq)
خمسون ديناراً
50ディナール
また、紙幣にはイスラム暦と西暦の両方が記載されています。
1411 AH
1991 AD
この二重表記は多くの中東諸国の紙幣で見られる特徴です。
紙幣の裏面デザイン
裏面にはサマッラの大モスク(Great Mosque of Samarra)のミナレットが描かれています。これはイラクを代表する歴史的建造物の一つであり、イスラム建築の傑作として知られています。
このモスクは9世紀にアッバース朝のカリフによって建設されました。特に有名なのが螺旋状のミナレットで、これは世界的にも非常に独特な建築様式です。
このミナレットは「マルウィーヤ塔(Malwiya Tower)」として知られ、古代イスラム建築の象徴的存在となっています。
紙幣のデザインでは、この塔の背後に放射状の装飾が描かれており、建築物の重要性を強調しています。
周囲にはヤシの木や装飾模様が配置され、イラクの自然と文化を象徴しています。
中央には英語で
Central Bank of Iraq
Fifty Dinars
と表記されています。
湾岸戦争緊急発行紙幣
1991年の湾岸戦争はイラクの通貨制度に大きな影響を与えました。戦争による経済制裁やインフレーションの影響で、通貨供給が不安定になりました。
そのため政府は緊急的に新しい紙幣シリーズを発行しました。これらは「Emergency Issue」と呼ばれ、短期間で大量に印刷されました。
これらの紙幣は通常のシリーズとは異なる印刷方式が使用されており、透かしがないなどの特徴があります。
また、この時期の紙幣は後に通貨改革によって無効化されました。そのため現在ではコレクター市場で歴史的紙幣として取引されています。
Legacy Currency Grading
Legacy Currency Gradingは紙幣の鑑定を行う専門機関の一つであり、紙幣の保存状態や真贋を評価します。
この紙幣は
Very Choice New 64 PPQ
という評価を受けています。
この評価は未使用紙幣の中でも非常に優れた状態を示しており、紙幣の紙質がオリジナルのままであることを意味します。
コレクター価値
この紙幣は以下の理由から紙幣コレクターに人気があります。
湾岸戦争時代の歴史的紙幣
サッダーム・フセイン肖像紙幣
サマッラのモスクデザイン
Legacy鑑定紙幣
高グレードPPQ
これらの要素が組み合わさることで、この紙幣は中東紙幣コレクションの中でも興味深いアイテムとなっています。
特に湾岸戦争時代の紙幣は歴史的背景が強く、政治史や経済史に興味を持つコレクターからも注目されています。
サマッラの大モスク
サマッラの大モスクはイラクのサマッラに位置する歴史的なモスクで、9世紀に建設されました。
この建築はイスラム世界で最大級のモスクの一つとして知られています。
特に螺旋状のミナレットは世界的に有名で、イスラム建築史の中でも非常に独特なデザインです。
このモスクは現在ユネスコ世界遺産にも登録されており、イラクの文化遺産として重要な存在となっています。
紙幣にこの建築が描かれていることは、イラクの歴史的・文化的誇りを象徴しています。
まとめ
1991年発行のイラク50ディナール紙幣は、湾岸戦争時代の歴史を象徴する紙幣です。
サッダーム・フセインの肖像、サマッラの大モスク、そしてアラビア装飾デザインが組み合わさったこの紙幣は、イラクの政治、文化、歴史を反映した重要なコレクターズアイテムとなっています。
Legacy Currency Gradingによる64 PPQ評価を受けたこの紙幣は保存状態も優れており、紙幣コレクションとして魅力的な一枚です。
歴史的背景と文化的価値を兼ね備えたこの紙幣は、世界中の紙幣コレクターにとって興味深いコレクションアイテムとなっています。
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