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エジプト紙幣 1ポンド1975(1968–1978年)|歴史的価値とデザイン解説

基本情報

•発行国:エジプト

•発行銀行:エジプト中央銀行(Central Bank of Egypt)

•発行期間:1968年~1978年

•額面:1ポンド(1 EGP, جنيه مصري واحد)

•素材:紙

•サイズ:162 × 80 mm

•形状:長方形

•状態:すでに流通停止(デモネタイズ済み)

この1ポンド紙幣は、アラブ連合共和国時代(1958–1971) から アラブ共和国エジプト(1971以降) にまたがる時期に流通した貴重な歴史的紙幣です。

表面デザイン(オベバース)

表面には、カイトベイ・モスク(Sultan Qaitbay Mosque) が描かれています。

このモスクは、カイロの北墓地に位置し、1474年にスルタン・アル=アシュラフ・カイトベイによって建設されました。

マムルーク建築後期を代表する傑作の一つとされ、精緻な幾何学模様やアラベスク装飾が特徴です。

•文字表記(アラビア語)

البنك المركزي المصري

جنيه مصري واحد

•日本語訳

エジプト中央銀行

1エジプト・ポンド

裏面デザイン(リバース)

裏面には、アブ・シンベル大神殿(Great Temple of Abu Simbel) のラムセス2世像が堂々と描かれています。

左側には巨大なラムセス2世像が並び、右側には王妃ネフェルタリの神殿の外壁が見られます。

古代エジプトの壮大な建築文化を象徴するデザインとなっています。

•文字表記(英語)

Central Bank of Egypt

One Egyptian Pound

透かし(ウォーターマーク)

•古代エジプトの書記(Scribe)の像

•セキュリティ:ソリッドセキュリティスレッド

歴史的背景とコレクション価値

1968~1978年に流通したこの紙幣は、ナセル政権からサダト政権 に移るエジプト激動の時代を反映しています。

特に、

•イスラム建築(カイトベイ・モスク)

•古代エジプト文明(アブ・シンベル神殿)

という「二つの文明の象徴」が一枚に集約されている点で、エジプト文化を凝縮した紙幣 として人気があります。

コレクターズポイント

•デモネタイズ済み(現在は収集専用)

•歴史的背景を持つ希少品

•アラブ連合共和国からアラブ共和国への移行期の発行

•透かしや彫刻が美しい保存価値の高い紙幣

エジプト紙幣 1ポンド1975年(1968–1978年)

¥300価格
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