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エジプト ファード1世 500p金貨 1922 500 Qirsh Fuad Gold

本日の購入価格

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¥730000

¥657000

¥642400

¥620500

Cleaned

¥605900

直径 (Diameter) :

重さ (Weight) :

純度 (Purity) :

厚さ(Thickness) :

37 mm

42.5 g

87.5 % Gold

製品説明

中東アラブの歴史と王室の威厳を凝縮したような存在、それが「1922年 エジプト 500キルシュ金貨」です。この金貨は、近代エジプトの初代国王フアード1世の治世下で鋳造された、極めて貴重で象徴的なコインです。純度の高い金に王の威厳を刻み込み、歴史・芸術・政治の交差点に立つこの金貨は、収集家のみならず、歴史に関心を持つ方や中東文化に魅了される多くの人々にとって、かけがえのない宝物となっています。

GoldSilverJapanでは、このエジプト500キルシュ金貨の希少性と文化的価値を深く理解し、その魅力を日本語で丁寧にお伝えすることに努めています。今回は、この金貨が誕生した背景、デザインの意味、歴史的文脈、そしてコレクションや資産価値としての側面まで、多角的に解説いたします。

1922年という年は、エジプトにとって極めて重要な意味を持つ転換点でした。長らくオスマン帝国の影響下にあったエジプトは、19世紀末には実質的にイギリスの保護国として扱われるようになっていました。しかし、第一次世界大戦後の民族運動や国際情勢の変化により、1922年3月15日、イギリス政府はついにエジプトの独立を承認しました。

この独立を記念して鋳造されたのが、フアード1世の名を冠した金貨であり、その中でも最も象徴的で威厳ある存在が「500キルシュ金貨」です。発行当初から限られた枚数しか鋳造されておらず、その多くは王室関係者や外交儀礼用として使用されたため、今日に至るまで現存数が少なく、極めて希少性が高いとされています。

フアード1世は、エジプト・スーダン王国の初代国王として即位した人物であり、学術・文化振興にも深い理解を持っていた王として知られています。彼の治世はエジプトの近代化と民族的自立の時代であり、その象徴としてこの金貨は位置づけられています。

この金貨の表面には、アラビア書体で装飾された「Fuad I Malik Misr(エジプト王フアード一世)」の銘が刻まれ、中央には王冠の意匠とともに、ヒジュラ暦1340年の文字が美しく配置されています。アラビア書体の美的バランスは、イスラム文化における書の芸術性を象徴しており、視覚的な美しさと文化的な深みを同時に備えています。

裏面には、エジプトの王国の紋章やデザインモチーフが用いられ、周囲には「500 Qirsh」の文字と西暦1922年が記されています。その構成は、古典的な王政ヨーロッパの金貨と、イスラム・アラブ文化の融合とも言える独特の美しさを生み出しています。1枚の金貨で、国家の誕生、王の威厳、そして文化的な誇りが語られているのです。

特にエジプトという国は、古代から金文化が根強く、ピラミッド文明の時代から金が神聖視されてきた歴史を持っています。その流れを汲むこの金貨は、単なる通貨ではなく「国家の象徴」としての金貨なのです。

収集家の間では、1922年のフアード1世金貨は非常に高く評価されており、オークション市場では状態の良い個体が数千ドルから時に1万ドル以上の価格で落札されることもあります。中でも未流通(UNC)やプルーフライク(PL)の個体は極めて希少であり、世界中のコレクターが追い求めているターゲットのひとつとなっています。

投資家の視点から見ても、この500キルシュ金貨は非常に興味深い存在です。まず、歴史的・文化的背景が明確で、なおかつ発行枚数が極めて限られているという点で、一般的な地金型金貨とは一線を画しています。たとえ金の価格が変動しても、コレクション価値によって市場価格が安定しやすい傾向があり、長期保有に適した実物資産といえるでしょう。

また、フアード1世金貨のように、特定の王朝や歴史的出来事に紐づいた金貨は、世界的に見ても供給量が少ないため、数十年単位で保有した場合の価値上昇も期待できます。これらは単なる「金の重さ」で評価されるコインではなく、「物語と象徴性」で評価されるアセット(資産)です。

GoldSilverJapanでは、このような歴史的価値と希少性を持つ金貨を、厳選されたルートで取り扱っております。すべてのコインは本物保証のもと、真贋検査・重量確認・保管状態のチェックを徹底し、万全の体制でお客様にお届けしております。特に1922年のフアード1世500キルシュ金貨は、その希少性から在庫が不定期となっており、入荷の際は早期完売となることが多いため、ご希望の方はぜひお早めにお問い合わせください。

また、金貨の査定・買取にも対応しており、ご自宅やご家族の遺品整理などで見つかった金貨が「思わぬ価値を持っていた」というケースも少なくありません。フアード1世の金貨は、表記がアラビア語のため価値が分かりにくいこともありますが、専門家が査定すれば正当な評価を受けられることがほとんどです。

1922年の500キルシュ金貨は、単なる収集品ではありません。それは、エジプトが近代国家として独立した証であり、王室の威厳と文化の誇りを表す歴史の記録です。そして、その輝きは今日に至るまで、世界中の手に取る者に語りかけるように存在感を放ち続けています。

もしあなたが、本物の価値を知る方であれば、この金貨は必ずや心を動かすことでしょう。
そして、歴史と芸術が一体となったこのような一枚を手にすることは、単なる投資や所有を超えた「時空を超えた体験」となるはずです。

GoldSilverJapanは、そうした真の価値を持つコインを、信頼と安心をもって皆さまのもとへお届けします。

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